

子どもの頃から、犬と猫が身近にいました。
どちらも好きでしたが、心が傾いていたのはいつも猫のほうで、
「生まれ変わったら猫になりたい」と思っていたほどです。
そんな私が、ご縁あって柴犬と暮らすことになりました。
実際に生活を共にする中で、気づけば犬派に・・・
いや、正しくは“柴犬派”になっていました。
柴犬は独立心が強く、自分のパーソナルスペースを大切にする犬種です。
必要以上にベタベタすることはなく、程よい距離感でそっとそこにいてくれる。
その存在の仕方が、私にはとても心地よく感じられます。
帰宅すると嬉しそうに迎えてくれますが、ひと通り撫で終えると、満足したように寝床へ戻ります。
遊びに誘っても全力なのは数往復ほどで、その後は毛づくろいを始めてしまう。
そうした振る舞いには、どこか猫のような一面を感じます。
呼べば走って来るものの、
触れないぎりぎりの距離で座る・・・
その絶妙な距離感こそが、私が柴犬に強く惹かれる理由だと思います。
柴犬と暮らしていると、愛情は距離の近さだけでは測れないのだと気づかされます。
空き家の管理もまた、
『住んでいない=無関心』ではありません。
離れていてもきちんと見守ることで、家はその姿を保ち続けます。
距離があっても、確かにつながっている。
その考え方を大切に、これからも一軒一軒と向き合っていきたいと思います。








