

結論から言うと、管理するのあたっては必要です。
空き家の電気契約を解約する最大のメリットは、毎月の電気代をゼロにできることです。
電気を使用しない場合、基本料金が発生しないため、年間1万円以上の節約につながります。
また、長期間誰も住んでいない空き家では、電気設備の劣化や漏電による火災のリスクが高まるため、電気契約を解約することでトラブルを防ぐというメリットもあります。
売却や解体を予定している場合、電気契約を解約しておけば無駄なコストをかけずに済みます。
一方で、電気契約を解約するデメリットもあります。
最大の問題は、定期的な換気や清掃の際に掃除機を使えないなど空き家の管理がしにくくなることです。
再契約時には費用や手続きが発生する場合があることにも注意が必要です。
そのため、定期的に空き家を使用する予定がある場合は、解約せずに契約アンペアを下げるなどの方法を検討すると良いでしょう。
空き家の電気代を節約するための方法を4つご紹介します。
- 契約するアンペア数を低くする
- ブレーカーを落とす
- 使用しない電化製品のコンセントを抜く
- 電力会社を変更する
契約するアンペア数を低くする
電気料金の基本料金は、契約しているアンペア数(A)によって決まります。
使用しない空き家であれば、契約アンペア数を最低限に下げることで固定費を削減できます。
たとえば、とある電力会社の場合、従量電灯Bで契約アンペアが30Aの家庭では料金単価が約935円ですが、これを10Aに下げると料金は311円になります。
年間で換算すると7,488円もの節約が可能です。
空き家では大きな電化製品を使用しないため、最低限の契約に変更しても問題ありません。
ただし、アンペア数を変更するには電力会社への申請が必要です。
契約変更を行う際は、各電力会社のプランを確認し適切なアンペア数を選ぶようにしましょう。
ブレーカーを落とす
空き家に誰も住んでいない場合、ブレーカーを落として電気の供給を完全に停止するのが最も確実な節約方法です。
ブレーカーを落とせば、待機電力がゼロになり、電気料金の発生を防げます。
例えば、テレビや電子レンジ、掃除機などの家電はコンセントを挿したままにすると、使用していなくても待機電力が発生します。
年間の待機電力による電気代は家庭全体で約7,000円ほどとも言われています。


ブレーカーを落とさない場合でも、使用しない家電のコンセントを抜くことで待機電力を削減できます。
例えば、エアコンのコンセントを挿したままにすると、1か月あたり約15~20円の電気代がかかることもあります。
使用しない電化製品のコンセントを抜くことは、空き家の電気代節約の基本的な対策として有効です。
また、漏電による火災リスクも低減できるため、安全面でもメリットがあります。
電力会社を変更する
電力会社を見直すことで、電気料金を節約できる可能性があります。
近年は「新電力」と呼ばれる電力供給業者が増えており、従量料金や基本料金が大手電力会社より安いプランを提供していることもあります。
空き家のように電力使用量が少ない物件では、基本料金ゼロのプランを選ぶことで月々の負担を大幅に減らせます。
電力会社の変更は、申し込みをするだけで完了するため、手続きも簡単です。
ただし、契約プランによっては最低利用期間が設定されていることもあるため、解約条件などを事前に確認することが大切です。
電気以外のことでも、空き家のご相談は徳島空き家管理窓口までお問い合わせください。