空き家・空き地への不法投棄

空き家にゴミが捨てられていたと一本の問い合わせがありました。

このゴミは誰が片付けるのか・・・。

原則、空き家に投棄されたゴミは空き家の所有者が処分する必要があります。

基本的に不法投棄されたゴミであっても、粗大ゴミや一般ゴミなどを処分する際、『そのゴミを所有していた人(例えば、敷地の所有者や管理者)』に責任が生じるためです。

そのため、自治体に処分を依頼しても拒否されるケースが一般的です。

理不尽ではありますが、結果的に空き家の所有者が費用を負担してゴミを処分するしか方法はありません・・・。

しかし、不法投棄はれっきとした違法行為であるため、ゴミを捨てた犯人を特定することさえできれば、処分費用を請求することが出来ます。とはいえ、不法投棄は夜間の人通りが少ない時間帯や人目につかないようにゴミを捨てる傾向にあるため、容易に特定できないのが実情です。

なぜ空き家にゴミを捨てられるのか。

  • 庭の雑草や草木が荒れ、ゴミを投げ入れやすい

庭の雑草や草木が荒れている家は、ごみを捨てたい。不法投棄をしたい。と考えている者にとって、犯人を特定されずにゴミを捨てやすいといった特徴があります。

人が生活を送っている家では庭や花壇の草木や雑草などを手入れしているケースが多く、庭の雑草や草木が荒れている家は空き家だと判断されてしまうためです。

このため、空き家であっても定期的に草木や雑草の手入れをする必要があります。

きちんと手入れが施されていれば頻繁に出入りしている家だと警戒するため、不法投棄をされるリスクを減らすことが可能です。

  • 景観が悪化していることで人が寄りつかない

建物や庭、花壇などの景観が悪化していることで、不法投棄しやすい環境を作り出してしまいます。

なぜなら管理されず、植栽やゴミが捨てられたままの空き家の周辺を通ると、異臭・害虫等のトラブルに巻き込まれる危険性が高いと判断し、周辺住民も安易に近づこうとはしないからです。

そのため、火事や盗難等のトラブルに遭わないため、庭の手入れと同様に、定期的に建物や敷地内のメンテナンスを施すようにして下さい。

清潔感のある建物を維持することで周辺住民の方も近寄りやすくなるため、不法投棄のリスクをかなり減らすことが出来ます。

  • 1つでもゴミが置いてあると、他の人も捨てにくる

ゴミを1つでも放置していると、それを見た人が「ここならゴミを捨ててもバレない」と考えるため、次々とゴミが集まりあっという間にゴミ屋敷になってしまう可能性があります。

最初は小さいゴミであっても、気づいた頃には対処できないほど大量のゴミが投棄されてしまっている状況になるケースも珍しくありません。

しかも、大量のゴミがあることで猫やネズミなどが住み着き、糞尿による悪臭も放つようになります。結果的に、近隣住民の生活や健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

このため、定期的に空き家に訪れ、郵便物の処分や落ちているゴミ・落ち葉などは掃除するようにして下さい。

仮に頻繁に訪れることが難しければ、弊社の空き家管理サービスを利用してください。

お問い合わせのお客様は進入禁止のロープを張り看板設置をしました。

ただゴミ片付けるだけではなく人の手が入ることにより抑止力になります。

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