相続登記がついに自分にも…実際に手続きして分かったこと

最近、私のところにも相続登記の手続きが回ってきました。
やってみて初めて分かったのは、「思っていた以上にやることが多い」ということ。
相続は突然やってくるものだと実感しました。


目次

相続登記は昔は「任意」だった

法改正前は、不動産を相続しても登記は義務ではありませんでした。
そのため、名義変更が後回しにされるケースも珍しくありません。

しかし、それが後々の手続きを複雑にする原因にもなります。


私の場合:祖父→父→私と2段階の相続に

具体的にはこんな流れでした。

  • 10年前に祖父が亡くなる
  • 名義変更されないまま父が相続
  • その後、父が亡くなり、名義は祖父のまま私が相続することに

こうなると、次のような手順で進める必要があります。

① 祖父から父への相続登記

まずは祖父名義を父名義に変更するところからスタートします。

② 次に父から私への相続登記

父の名義に変わっていなくても、父が持っていた権利を相続したという前提で登記します。

③ 戸籍など必要書類の収集

祖父・父それぞれについて 出生から死亡までの戸籍一式 をそろえる必要があります。
相続人が複数いたので、遺産分割協議書や印鑑証明書も必要になります。

④ 共有状態の整理を検討する

祖父→父の段階で共有、または父の相続人が複数いると、共有者が増えて手続きが複雑になります。
今後の相続を見据えて、早めの整理が大切だと感じました。


⚠️ 放置するリスク⚠️

相続登記をしないままにしておくと、次のような問題が起こり得ます。

  • 10万円以下の過料の可能性
  • 他人に先に登記されると権利主張が難しくなる
  • 相続人が増えたり行方不明者が出ると手続きが非常に困難になる

「そのうちやろう」と思っていると、状況は悪化していきます。


実際に手続きを進めて思ったこと

相続登記は、早めに取り掛かるほど負担が少なく済みます。
また、事前に家族で不動産の扱いを話し合っておくことの大切さも痛感しました。

祖父母や父母が所有している不動産について、
「誰が引き継ぐのか」「どのタイミングで登記するのか」
これを明確にしておくだけでも、将来の手続きが大きく変わります。


気になることがあれば、どうぞ気軽に相談してください

私自身、相続の手続きを経験したことで分かったことがたくさんありました。
疑問や不安があれば、いつでもご相談ください。

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