空き家は売れるの?売却の流れと注意点を詳しくご紹介!

空き家は売れるの?売却の流れと注意点を詳しくご紹介!

こんにちは、徳島空き家管理窓口です。
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。

年々増え続けている空き家。
みなさんは、今全国に空き家がどのくらいあるかご存知でしょうか。

総務省の調べによりますと、2023年における全国の空き家数は約849万戸で、空き家率は13.6%と過去最高の水準であり、2013年と比べると約10年間で29万3千戸(3.6%)の増加となっており、その数は年々増加傾向にあります。

目次

空き家は売れる?売却の方法とその流れ

空き家は売れるの?売却の流れと注意点を詳しくご紹介!

空き家を今後所有することになった場合、あなただったらどうしますか?

・自分で管理する
・管理代行を依頼する
・売却
・賃貸
・解体


さまざまな選択肢がある中で、今回は「売却する」場合についてご紹介させていただきます。
売却を検討されている方だけでなく、空き家について悩まれている方にも参考になれば幸いです。

売却方法はさまざま!メリット・デメリットも…

空き家の売却方法にはさまざまあり、所有者の意向に沿って決定していきます。
どんな方法があるのでしょうか。メリット・デメリットとともに紹介していきます。

1.空き家付きのまま売却する

空き家は売れるの?売却の流れと注意点を詳しくご紹介!

空き家をそのままの状態で売却することを「中古戸建」または「古家付土地」での売却と言います。

①築20年以内の場合は「中古住宅」

空き家の築年数が20年を過ぎてしまうと古家と呼ばれ、建物自体の価値がなくなってしまいます。
築20年以内でないと原則住宅ローン減税を受けられなくなってしまいますので、築年数は浅ければ浅いほど高く・売れやすくなります。
もし、築20年以内であるなら、中古住宅として販売すると良いでしょう。

築年数が経っておらず、リフォームなどをする必要なく、今すぐ住める状態の場合は、「中古住宅」として販売することが可能です。
土地だけでなく建物にも価値をつけて販売することができるので、土地だけで売るよりも高く売れます。

②築20年以上経過している場合は「古家付き土地」

築20年以上経ってしまい、古家となってしまったら古家付き土地として販売するのが良いでしょう。

というのも、前述した通り、築20年以上経過してしまうと建物の価値ほぼゼロになってしまうことが多く、中古物件として販売してもなかなか売れない…という事態になってしまう可能性が高く、中古物件として販売しても売れずに築年数を重ねてしまうと、余計に売れなくなってしまいます。

そこで、最初から土地をメインとした古家付き土地として売却することにより、古い家を購入して自分でリフォームをしたいと考える買主に検討してもらえるようになるのです。

築20年以上でも家の中をリフォームなどしている場合は中古物件として販売できる可能性が高いです。
ただし、築20年になってしまったばかりの家は、どのように売却すればいいのか判断が難しいところ。
早めに不動産会社に相談して、どちらの販売方法にするのか相談するのがおすすめです。


このように、空き家をそのままの状態で売却する方法は、解体費用やリフォーム費用をかけずに販売できるので、出費を抑えることができるメリットがあります。それと同時に建物や設備の状態が悪いと買主が見つかりにくくなったり、空き家に不審者が入ったりするリスクがあります。

2.解体して更地にして売却する

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建物の劣化がひどく、修繕やリフォームが困難な場合は、解体して更地にしてから売却する方法があります。
建物を解体して更地にすることで、建物解体の時間や費用、リスクは売主が負いますが、一般的に買主がすぐに建物を建てられるというメリットがあるため、古家付き土地よりも高く、早く売却できる可能性が高くなります。


ただし、解体する前に再建築不可の土地でないか確認する必要があることと、建物を解体した状態で1月1日を迎えてしまうと固定資産税・都市計画税に適用されている住宅用地の特例がなくなってしまいますので注意が必要です。

3.空き家売却に詳しい会社に依頼して売却する

ご相談、お問い合わせ受付中です!

早く手放したい方には、買主を探す手間や時間がかからないこと、売却完了までの期間が短いことがメリットとして挙げられる不動産会社が直接空き家を買い取ってくれる買取サービスに依頼する方法が最適です。
ですが、市場価格よりも安くなってしまうデメリットがあります。

徳島空き家管理窓口では、宅地建物取引士が在籍しており、売却の相談を受けることも可能です。
また、空き家コーディネーター、相続診断士が在籍しておりますので、売却が決定するまでの間の管理から、相続のご相談、遺品整理、お仏壇・お墓じまい、連携した司法書士、行政書士による相続・登記の手続き、自治体とのやりとりなど…
当店では空き家に関する全てをまるっとお受けしています!

4.空き家バンクを利用して売却する

空き家バンクとは、地方公共団体や民間企業が運営する空き家の情報提供サービスです。
この空き家バンクに登録すると、ホームページやポータルサイトなどで空き家の情報が公開され、空き家を借りたい方や買いたい人とマッチングができるようになります。

空き家バンクのメリットとして、登録料や仲介手数料が無料または安価であること、地域の人や移住希望者などに見てもらうことができるという点が挙げられますが、登録できる物件に条件があったり、買い手が見つかるまでに時間がかかったりしてしまうというデメリットもあります。

しかし、徳島県では、徳島市、松茂町、藍住町、板野町は空き家バンクが利用できません。

徳島市、松茂町、藍住町、板野町の空き家を売却・賃貸したいと考えられているお客様は、ぜひ徳島空き家管理窓口にご相談ください!
徳島空き家管理窓口では、宅地建物取引士が在籍しておりますので、仲介も可能です。

以上が、空き家を売却する主な方法です。
自分の空き家に最適な方法を選ぶためには、空き家の売却経験が豊富で古い物件や少々難しい物件にも強い会社に相談することが大切です。

徳島の空き家窓口では、宅地建物取引士、空き家コーディネーターが在籍しており、空き家管理のその後(解体、賃貸、売却、リフォーム)もワンストップでまるっと対応可能です!売却のご相談も承っておりますので、お気軽にお問合せください。

空き家を売却する際の流れ

空き家は売れるの?売却の流れと注意点を詳しくご紹介!

いざ空き家を売却すると決めても、具体的に何からしたらいいかわからない方が大半かと思います。
大まかな流れを知っておくだけでも、スムーズに進められることができます!

売却の簡単な流れは以下の通りです。

①空き家の価格査定をしてもらう
まずは、複数の不動産会社に査定を依頼し、所有する空き家がどのくらいの価格で売却できるのか(査定額)を知り、比較・検討しましょう。

空き家の場合、人が住んでいる家と比べて老朽化しやすい傾向にあるため、継続的にきちんと管理をしたり、特に査定前には念入りに手入れをしたりする必要があります。また、家財が残っている場合は、あらかじめ整理整頓をしておくといいでしょう。

②仲介会社決定
相見積もりを行った不動産会社から仲介会社を決定します。
その際、つい査定額が良いところを選びたくなってしまうかと思いますが、売却実績や相談のしやすさなども念頭に置いておくことも大切です。


③売り出し価格の決定
不動産会社にアドバイスをもらいながら、売り出し価格を決定します。
価格設定は誤ってしまうと買い手がなかなか付かなかったり、相場よりも安値で売却されてしまう可能性があるため、慎重に検討するようにしましょう。


④購入者との交渉
購入希望者が現れたら、売却価格について交渉をします。
多くの場合は値引き交渉が行われますが、できるだけご自身の希望の売却価格で売却できるよう真摯に向き合いながら、丁寧に話を進めていきましょう。


⑤契約・引き渡し
価格交渉が成立したら、不動産会社の指導の元、契約書を作成します。
全ての書類が揃い、手続きを終えたら、鍵を渡して引き渡し完了となります。

空き家を売却する際の注意点

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空き家を売りたい!と思っても、実はすぐに売ることはできません。
スムーズな空き家売却を行うためにはいくつかの注意事項がありますので、順を追ってみていきましょう。

・名義変更がされているか確認する

まず、空き家の名義人が自分になっているか確認しましょう。
空き家に限らず、不動産を売却する場合、売却できるのは名義人である本人だけ です。
空き家の名義人が前の所有者だった場合、空き家の売却が行えません。

もし、まだ空き家の名義人になってない場合は名義変更を行いましょう。
その際は、必要な書類と登録時に発生する登録免許税を持って、法務局で申請をします。

法務局の申請は平日のみな上、書類の記入や準備には手間がかかります。
確実に終わらせたいという場合は司法書士に依頼するのがオススメです。

徳島の空き家管理窓口では、司法書士と連携をしておりますので、名義変更などの手続き代行も可能です。

・売れるまでに時間がかかるということを理解しておく

「今すぐに売りたい!」という気持ちはわかりますが、年々空き家が増えてきている影響もあり、築浅でない限りはすぐには買い手がつかないと考えておく方がいいでしょう。売れない期間の固定資産税やメンテナンス費用などの維持費をなるべくかけないよう対策はしておき、焦らず売却活動を行いましょう。

・3年以内に売却する

上記でお伝えした通り、空き家の売却は長期戦を想定しておくことが必要です。
しかし、相続してから3年以内であれば売却時に発生する税金を安く抑えられる「取得費加算の特例」や「相続空き家の3000万円特別控除」を使える可能性があります。

例えば、3000万円特別控除が適用になれば、売却益(売却した金額から取得費などを引いた金額)が3000万円を超えなければ税金を納める必要がなくなり、税金面でお得になるのです。

徳島県の空き家・土地の相場は?

空き家の価格は、ほとんどが築年数や原価法などで決定されます。
以下、徳島県内の空き家・土地の相場です。(引用元:SUUMO 四国版

一戸建て相場(平均)

一戸建て売却価格相場建物面積土地面積築年数
1380万円110㎡187㎡32年

土地相場(平均)

土地売却価格相場平米単価相場土地面積
773万円3.6万円/㎡204㎡

近隣の空き家や土地の平均価格を調べたい場合は、不動産ポータルサイトなどを利用することがオススメです。

いかがでしたでしょうか。

空き家売却の方法はさまざまあり、築年数や状態によっても価格が変わってきます。
また、売却を進めていくためには、注意点を押さえて慎重に行っていく必要があります。

徳島空き家相談窓口では空き家のご不安をまるっと全部お引き受けいたします!

徳島空き家管理窓口では、宅地建築取引士、空き家コーディネーターが在籍しており、売却についてのお悩み・ご相談を受け付けております。

また、ご相談をお伺いするだけでなく、空き家のリフォームや売却、解体といった空き家の「その後」もワンストップでの対応をしており、相続診断士が在籍しているほか、司法書士、行政書士とも連携しているため、相続・登記の手続きなど、自治体とのやりとりも代行可能です。

お客様のお悩みやご不安が一つでも解消できるよう丁寧に対応させていただきますので、お気軽にお問合せくださいませ。

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